ぶり大根の魚臭さ対策!美味しく作るための秘訣

食べ物の豆知識

ぶり大根を作ったら思いのほか魚の臭いが気になってしまった…そんな経験はありませんか?今回は、そんな時に役立つ魚臭さを抑える方法と、さらに美味しく仕上げるためのコツをご紹介します。時には味がなじまなかったり、反対に味が強くなりすぎたり、甘さが前面に出すぎることも。

そんな問題を解決する方法と、ぶり特有の臭みを未然に防ぐための準備をお教えします。

ぶり大根が魚臭くなった時の解決策

手作りのぶり大根から魚の臭いがする時、そのままでは食欲がそがれますし、家族からも敬遠されがちですね。こんな時は、どうにかして臭いを取り除いて、美味しく食べたいものです。以下に、煮物が完成した後でも臭みを抑える方法を紹介します。

ぶり大根の魚臭さを消す方法

  1. まず、煮汁を捨ててしまいます。
  2. 新しいお湯を鍋に入れ、ぶりと大根をサッと洗い流します。
  3. 次に、鍋に本みりんを加えて周りをなぞるようにします。
  4. たっぷりの生姜の千切りを入れます。
  5. 最後に、砂糖と醤油を加えて味が濃くなるように再度煮込みます。ぶりと大根は既に火が通っているので、崩れないよう注意しながら加熱しましょう。

大根は臭みを吸収しやすいので、完全に臭いを消すのは難しいかもしれませんが、この方法でかなり改善するはずです。生姜の香りとしっかりした味付けで、魚の臭みをカバーします。

このアプローチの重要ポイントは、本みりんの使用です。本みりんに含まれるアルコールが煮立つ過程で蒸発し、同時に臭みも取り除いてくれます。

ただし、本みりんにはアルコールが含まれていますが、みりん風調味料には含まれていないので注意が必要です。もし手元にあるのがみりん風調味料の場合は、調理酒と組み合わせて使用することをおすすめします。

臭みのないぶり大根を作る準備

先ほどは既に完成したぶり大根の魚臭さを取り除く方法をお伝えしましたが、最初から臭みのない美味しいぶり大根を作るのが理想ですよね。ここでは、ぶりの臭みを事前に防ぐための準備方法についてご紹介します。

なぜぶり大根は魚臭くなるのか

ぶり大根を作る際、特にアラを使用すると、料理のコクと旨味が増しますが、それと同時に魚臭さの原因にもなります。主な原因としては、血や内臓、エラに付着した汚れや皮のヌメリなどが挙げられます。これらをしっかりと取り除くことが、臭みのない料理を作る第一歩です。

ただし、塩を振ったり、水で洗ったり、お湯をかけて洗うだけでは、臭みを完全に取り除くのは難しい場合があります。そこで、誰でも簡単にできる臭み取りの方法をこれからご紹介します。

ぶりの下処理で臭みを取るコツ

  1. まずはぶりのアラに塩を全体に振り、不要な血合いや皮を取り除きましょう。
  2. 次に、お湯を沸かしておきます。
  3. 塩を振ってから15分ほど経ったぶりを、お湯にさっと通します。
  4. ぶりを鍋に入れ、お湯が再度沸騰し始めたら、直ちに火を止めてぶりを取り出します。ここでのポイントは、激しく沸騰させず、ぶりの表面が白くなり始めたら火を止めることです。
  5. ぶりを冷水にさっと浸します。
  6. その後、流水でぶりを軽く洗い、残った血合いや内臓、鱗、皮のぬめりを除去します。この工程は素早く行い、ぶりの美味しさを保ちましょう。
  7. 最後にぶりを水切りして、下処理は完了です。

この方法で、ぶりの不快な臭みを大幅に減らすことができます。この技術は、ぶりだけでなくサバなどの他の魚にも応用できます。

煮物を作る際には、煮汁が沸騰した後にぶりを加えると、臭みをさらに抑えることができます。

ぶり大根の味を調整する方法

ぶり大根を食べた時に味が薄いと感じることがありますが、これは煮汁の味付けが薄かったり、煮物に十分味が染みていない可能性があります。

味が薄い場合は、単に調味料を足すのではなく、味を染み込ませる方法を試しましょう。非常にシンプルな方法です。

ぶり大根に味を染み込ませる秘訣

実は、煮物の味が染みるのは冷めている間です。そのため、完成したらすぐに食べず、鍋に入れたまま冷まし、後で再加熱して食べましょう。これにより、より一層味が染み込みます。

さらに、一度冷ましてから再加熱するこのプロセスを数回繰り返すと、味が深まります。ただし、味が濃くなりすぎないように注意しましょう。

・大根を下茹でする 大根にしっかりと味を染み込ませるには、下茹でが有効です。皮を剥き、隠し包丁を入れてから、竹串がスムーズに通るまで茹でます。茹でた大根は優しく取り出してください、そうすることで大根が崩れるのを防げます。

下茹ですることで味が染みやすくなり、苦味も減ります。普通の水で下茹でしてもいいですし、米のとぎ汁で下茹ですると、さらにアクを取り除く効果があります。

ぶり大根が味濃すぎる時の対応策

逆に、ぶり大根の味が濃くなりすぎたり、甘みが強すぎる場合もあります。

この場合は、煮汁を少し取り除いた後、その分の水を加えて調整します。これで濃い味が薄まります。甘みが強すぎる時は、しょうゆを少し加えて味を整えましょう。ただし、塩分が過多にならないように気をつけてください。

まとめ

ここでは、ぶり大根の作り方でよくある問題とその対処法をご紹介しました。魚の煮物で最も気になるのは臭みですが、適切な下処理で美味しく楽しめます。

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