自家製梅干しの保存期間: 1年は持つ?傷んだ梅干しの見分け方

食べ物の豆知識

梅干しは日本の食文化に欠かせない存在ですが、市販品は意外にも高価なことが多いですね。南高梅を使った高級梅干しだと1粒数百円~1,000円以上することも。しかし、実は自宅で手軽に作ることが可能なので自宅で簡単に作れる梅干しを紹介したいと思います。

本記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • 手作り梅干しを作るには
  • 甘口梅干しの作り方
  • 塩辛い梅干しの作り方
  • 自家製梅干しの保存期間
  • 傷んだ梅干しの見分け方
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​​ 青梅を使って、自家製梅干しを作ってみませんか?

​​ 時には、青梅を大量に手に入れることもあるでしょう。特に地方にお住いの方は、梅をたくさんいただく機会があるかもしれませんね。

生の梅はそのままでは食べられませんが、加工して美味しく楽しむ方法は多岐にわたります。中でも「梅干し」は特におすすめ。自宅で作ることは難しそうに思えますが、実は簡単です。甘口と塩辛い、2種類のレシピをご紹介しましょう。

​​ 甘口梅干しの作り方

​​ 梅干しの中でも特に食べやすく人気のあるのが「甘口梅干し」です。そのままでも美味しい酸味が少ない梅干しの作り方には、主に2つの方法があります。梅干しといえばご飯のお供というイメージがありますが、甘口の梅干しはお茶うけにぴったりです。

「砂糖漬け」と「はちみつ漬け」のレシピを見てみましょう。

​​ 砂糖漬け梅干しのレシピ

​​ 砂糖漬けは、酸味が控えめで子供たちにも好まれる梅干しです。次に材料と作り方を紹介します。

【材料】

  • 梅: 1kg
  • 塩: 50g (梅の5%)
  • 砂糖: 1kg (梅の重さと同じ)
  • シソ: 適量

今回は天日干し不要の方法での作り方をご紹介します。一般的には梅雨明けの数日間を天日干しするのが普通ですが、干さない方法でも美味しい梅干しが作れます。

​​【作り方】

  1. 梅を洗い、ヘタを竹串で取り除く。
  2. 梅を一晩水に浸してアクを抜く。
  3. 水気を切り、塩・砂糖・シソを加えて容器に入れる。
  4. 重石をして2週間待つ。

蜂蜜を使った梅干しの作り方

​​ 砂糖の代わりに蜂蜜を使って作る「蜂蜜漬け梅干し」。ここではその材料と手順をご紹介します。

​​【材料】

  • 梅: 1kg
  • 塩: 50g(梅の5%)
  • 蜂蜜: 1kg(梅の重さと同じ)

このレシピの手順・作り方は砂糖漬けと同じです。蜂蜜で漬けることで、よりジューシーな梅干しが完成します。

実際に梅を干す必要はなく、シンプルな手順で家庭で簡単に作れます。いろいろなアレンジを加えてお楽しみください。

​​ 酸味が強い梅干しの作り方

​​ 次に、「酸味が強い梅干し」のレシピをご紹介します。主に「塩漬け」と「酢漬け」の2種類があります。

​​ 塩漬け梅干しの作り方

​​ 塩漬けは梅干し作りの中でも一番一般的な方法です。材料と手順は以下のとおりです。

​​【材料】

  • 梅: 1kg
  • 塩: 180g(梅の18%)

梅の量に合わせて、塩は約18%になるようにするのが目安です。

【作り方】

  1. 梅をよく洗い、ヘタを竹串で取り除く。
  2. 梅を一晩水につけてアク抜きをする。
  3. 水気を切り、塩とともに容器に入れる。
  4. 重石をして2週間待つ。

​​ 酢漬け梅干しの作り方

​​【材料】

  • 梅干し: 5個
  • 酢: 大さじ5杯

【作り方】

​​ 酢漬け梅干しは、完成した塩漬け梅干しを使って作ります。保存瓶に塩漬け梅干し1粒に対して大さじ1杯の酢を加えて漬けます。3日間漬けると、酸味が際立つ美味しい酢漬け梅干しが完成します。

自家製梅干しの保存期間について

​​ 自家製梅干しの保存期間は、使用する塩の量によって変わります。梅に対して塩を18%使用する場合、理論上はほぼ永久に保存が可能です。

しかし、蜂蜜や砂糖を使って塩分濃度を5%に抑えた梅干しの場合、3ヶ月から6ヶ月が消費の目安で、最長でも1年以内に食べきることがおすすめします。

塩分が少ない梅干しは比較的腐りにくいですが、時間の経過とともに腐敗する可能性がありますので、早めに食べることが重要です。

自家製梅干しが腐ったときの兆候

  • カビが生える
  • 梅干しの色が黒く変色したり茶色になる
  • 異常な酸っぱい匂いがする
  • 糸を引くようになったり、ドロドロに溶ける
  • 白い粒々が出現する

これらは梅干しが腐敗しているサインです。白い粒々はカビか、あるいは塩の結晶かのどちらかです。繊維状の白いものがあれば、それはカビの可能性が高く、食べるのは避けた方が良いでしょう。

まとめ

​​ この記事のまとめは以下の通りです。

  • 自家製梅干しは家庭でも簡単に作れる
  • 「梅干し」という名前があるが、実際に干す必要はない
  • 甘い梅干しと塩辛い梅干しの2種類を作ることが可能
  • 塩辛い梅干しは適切な保存状態なら長期間保持できる
  • 甘い梅干しは3ヶ月から6ヶ月の間に食べるのが適切

今まで購入しかしてこなかった人は意外に簡単に作ることが出来るので一度作ってみてください。今後も食品に関する様々な知識を提供していきますので、興味がある方はぜひ他の記事もチェックしてみてください。

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