桃を上手に保存するためのポイント
桃を保存するとき、その硬さや柔らかさに関わらず注意が必要なのが、エアコンや扇風機からの風です。人工的な風が直接当たると、桃は乾燥してしまい、味が落ちてしまう可能性があります。ですから、こういった風が直接当たらない場所での保存がおすすめです。
冷蔵庫に入れた桃の正しい扱い方
桃は本来、常温で保存してその美味しさを楽しむのがベストですが、冷蔵で届いたり、うっかり冷蔵庫に入れてしまったりすることもありますよね。そんなとき、一度冷やした桃をどう扱えばいいのか、温度差で傷んでしまわないか気になるところです。
冷えた桃の扱い方について見ていきましょう。
冷蔵後の桃の保存方法
冷蔵庫で保存した桃は、甘みが減ることがあります。特に熟していない硬い桃を冷やすと、甘みが増す過程が止まってしまいます。解決策としては、冷蔵庫から出して常温で保存するのが一般的です。冷蔵庫から出した桃は表面に結露が生じることがあるため、キッチンペーパーや布で優しく水分を拭き取り、腐敗を防ぎましょう。
室温に慣れたら、直射日光を避けて適切な場所に置くことが重要です。一度冷蔵された桃は、熟成が速く進むため、注意が必要です。また、冷蔵庫内の乾燥から守るためには、ラップやポリ袋で包むと良いでしょう。食べる前には、室温に戻しておくことで、より甘みを感じられます。
桃をより長く楽しむ方法
桃がたくさんあってすぐには食べきれないときは、どうしたら良いのでしょうか?桃は他の食品と比べて保存が難しいです。普通に常温で保存しても、大体3~4日が限界ですし、ラップで包んで冷蔵する方法もあるものの、それでも約1週間が持ちの限度です。
長期保存にはアルミホイルを使用する方法もありますが、一般的な家庭では1ヶ月持つのは難しく、大体2週間が限界と考えた方が良いでしょう。桃の保存に関しては、過度な期待をせず、状態や冷蔵庫の条件に応じて適切に対応することが大切です。
桃を長く保存するコツ
1週間以上桃を保存する必要がある場合、例えば、たくさん手に入れたり、旅行で家を空ける予定があるなど、どうやって長持ちさせればいいでしょうか?
捨てるのはもったいないですし、桃は価格もそれなりにするので、長期間美味しく保存できる方法を知っておくと便利です。
幸いにも、後で美味しく楽しめる保存方法がありますので、その一部を紹介します。
桃の冷凍保存
手軽で効果的な桃の保存法は冷凍です。正しく冷凍すれば、桃は1ヶ月から2ヶ月ほど保存可能です。
桃はそのまま丸ごと冷凍することができます。冷凍する手順は以下のとおりです。
- 桃を丁寧に洗います。
- 水分を優しく拭き取ります。
- 桃を一つずつラップで包んで、ジッパー付き袋に入れます。
- 冷凍庫で凍らせます。
桃を冷凍する際は、優しく扱うことが大切です。凍るまで桃が傷まないように注意しましょう。桃はデリケートなので、強く扱うと冷凍焼けの原因になることがあります。
袋に入れた後は、空気を抜いてから冷凍すると良いでしょう。
食べる時は、半解凍でシャーベット状にして楽しめます。冷凍から出して少し置いてから皮を剥くと、簡単に剥けます。
カットしてから冷凍する
もう少し手間をかけて、カットしてから冷凍する方法もあります。これは冷凍庫のスペースを有効に使え、食べる際のバリエーションも広がります。
- 桃の皮を剥いてカットします。
- 茶色く変色するのを防ぐために、カットした桃にレモン汁をかけます。
- 冷凍用のジッパー付き袋に入れ、空気を抜いてから冷凍します。
カットして冷凍した桃は、半解凍でシャーベット状にして食べるのが手軽です。完全に解凍するとテクスチャーが変わるので、ヨーグルトやアイスクリームと合わせたり、飲み物に加えるのもおすすめです。
冷凍した桃を牛乳やアイスクリームと一緒にミキサーで混ぜれば、美味しい桃シェイクが作れます。
桃をジャムにする
桃の長期保存のもう一つの方法は、ジャムにすることです。ただし、ジャムを長期保存するためには、糖度が50%以上必要です。
手間はかかりますが、ビンをしっかり殺菌して密封すれば、未開封であれば1年間保存できます。
まとめ
たくさんの桃を手に入れたら、保存方法に悩むこともあります。基本的には常温保存が基本ですが、柔らかくなったものはラップで包んで冷蔵保存し、それでも食べきれない場合は冷凍やジャムにして保存するのがおすすめです。
生の桃を長期間保存するのは難しいですが、これらの方法なら美味しく楽しむことができます。桃は傷みやすいので、下部が傷んだりする前に、早めに食べるか適切に保存しましょう。