生食可能なズッキーニ活用レシピ集

日本でも人気が上昇中の「ズッキーニ」。皆さんはどんな料理に使いますか？

多くの人が思い浮かべるのは、フランスのラタトゥイユやイタリアのカポナータのような煮込み料理かもしれませんね。

でも、驚くかもしれませんが、ズッキーニはキュウリみたいに生で食べられます。ここでは、生で食べる時のポイントや試してみたいおすすめの食べ方をご紹介します。

生でも食べるのは可能なのか

結論から申し上げますと生で楽しむことができます。ただ、ズッキーニについてちょっと説明させて頂くとウリ科の植物で、外見はキュウリに似ていることから、よく「西洋キュウリ」と思われがちです。

しかし、実はカボチャ類に属していて、味はナスに近い淡泊さがあります。この特徴のおかげで、生はもちろん、加熱しても美味しく頂けます。それを踏まえて、生でいただく前の準備に役立つ情報をいくつかお伝えします。

キュウリに比べると、ズッキーニは少し密で皮も硬めですが、そのおかげでサラダや和え物にした時にはシャキシャキとした食感が楽しめ、水っぽくならずに済みます。皮が少し硬いと感じる場合でも、薄くスライスすれば大丈夫です。栄養価が高いのは皮の近くなので、できれば一緒に食べたいところです。

ですから、皮を薄く剥いたり、サラダにするなら薄切りにすることがおすすめです。皮の感じが苦手なら、剥いてしまうのも良いでしょう。

ズッキーニには基本的に苦味はありませんので、その点は心配無用です。

ただ、ナスと似た風味があるため、少しのえぐみを感じることがあるかもしれません。そんな時は、薄切りにしたズッキーニに塩を振って少し置くといった下処理が効果的です。

ただし、ウリ科の植物には稀にククルビタシンという苦味成分を多く含むものがあり、これが健康に悪影響を与えることがあるため、強い苦味を感じたらそのズッキーニは食べずに捨てるべきです。この苦味成分は加熱や下処理では取り除けないので注意が必要です。

ズッキーニはカボチャの仲間で、ナスに似た味わいが特徴ですが、生で食べる際はキュウリを参考にしてみましょう。

薄切りのズッキーニとしゃぶしゃぶ用豚肉を使ったサラダは、さっぱりとしていて、特に暑い季節にぴったりの一品です。以下にレシピをご紹介します。

【材料】（2人分）

【ドレッシング】

【作り方】

お好みで、すりごまやチーズをトッピングすることで、さらに風味豊かなサラダになります。また、レモン汁の代わりに酢を使っても美味しく仕上がります。暑い日には、このサラダでさっぱりとした食事を楽しんでください。

そして、ズッキーニをフィーチャーした「ズッキーニのカルパッチョ」レシピをご紹介します。

【材料】

【作り方】

今回は、生でのズッキーニの楽しみ方をいくつかご紹介しました。これまで煮込みなどの料理に使うことが多かったズッキーニですが、生で食べることで新たな魅力を発見できるはずです。

キッチンでの新しい試みに挑戦してみてくださいね。