一度硬くなってしまった大福餅、どのような方法で召し上がっていますか?堅くなった大福は、そのままではあまり美味しく味わえない事が多く、口当たりの柔らかさを取り戻してから食べたくなるものです。
固くなった大福の問題を解決するために、どのように大福を再び柔らかくするか、あるいは、全く新たな食べ方でリメイクすることにより新たな美味しさを発見する方法はないでしょうか?
今回は、こういった状況に対応するためのアイデアを一緒に考えてみましょう。大福が硬くなってしまった場合に迅速に対応するための、柔らかさを取り戻すテクニックから、異なる食べ方を試すことで新たな楽しみ方を見つけるための提案まで、幅広くご紹介致します。
硬くなった大福をやわらかくする秘訣
時が流れることにより、大福餅が硬化してしまうのは、我々日本人の間でよく耳にする話ですね。特に状況によっては、表面がまるで岩のような硬さになり、見るからにひび割れてしまうことも否めません。
しかし、決して心配することはありません。その硬くなった大福が、美味しくないという訳ではないのです。
それでは、この硬くなった大福をどのようにすれば、再び美味しく口に入れることができるのでしょうか?先ずは、その大福を柔らかく戻す工夫について、一緒に見ていきましょう。
硬い大福をやわらかくする方法
大福が硬くなってしまったら、電子レンジを使ってやわらかくしましょう。
大福の表面に霧吹きで水を吹きかけ、クッキングシートを敷いた皿に置き、軽くラップをして10秒から20秒加熱すると、もとのやわらかさを取り戻せます。
霧吹きがない場合は、水で湿らせたキッチンペーパーで大福を包むのも一つの手です。ただし、水加減には注意してくださいね。水分が多すぎると、大福がべとべとになってしまいます。
電子レンジを使う際は、大福が皿にくっつかないようにクッキングシートを使うことを忘れずに。
特に気をつけたいのが加熱時間です。加熱しすぎると、大福が溶けて形が崩れてしまうので、加熱の様子を見ながら、必要に応じて加熱時間を調整してください。
電子レンジから出した直後の大福は特にやわらかく、時間が経つとまた硬くなってしまうので、早めに食べましょう。
新しいアイデアで楽しむ大福リメイク
先ほど紹介したように、電子レンジで加熱することによってやわらかくなった大福ですが、そのまま食べるだけでなく、リメイクして新しい食べ方を楽しむのも一つの方法です。硬くなった大福でなければ試せないレシピもあります。ここで、いくつかのアイデアをご紹介します。
- オーブンで焼くと変身する焼き大福
これはとても簡単です。オーブントースターで大福を両面に焼き色がつくまで焼くだけ。焼く前に大福を少し潰してから焼くと、外はサクッと、中はもっちりした食感になり、クセになります。
- フライパンで作るバター焼き大福
フライパンを温め、溶かしたバターで大福を焼くだけ。こちらも大福を少し潰してから焼くと良いでしょう。バターの風味が大福の甘さをより引き立て、パンにあんことバターを挟んだような、まろやかな味わいを楽しめます。
- 大福で簡単おしるこ
大福はあんこと餅でできているため、これに水を加えるだけでおしるこが作れます。大福を四つに切り分け、水を加えて鍋で沸騰させれば、手軽におしるこが完成します。大福1個に対しては、水70mlから100mlが適量です。さらに簡単に作りたい場合は、耐熱容器に大福と水を入れ、ラップをして電子レンジで1~2分加熱する方法もあります。
- 牛乳で作るクリーミーなおしるこ
牛乳を使って、通常のおしるこを一味違うクリーミーな味わいに変えてみましょう。水の代わりに牛乳を使い、上記のおしるこの作り方と同じように進めます。電子レンジを使用する場合は、牛乳が溢れないように注意してください。
- コーヒーぜんざいでひと味違う楽しみ方
大福を使ったコーヒーぜんざいもおすすめです。まず大福を柔らかくして、濃いめのコーヒーを作り、それに大福を加えるだけ。コーヒーの苦味とあんこの甘さがマッチします。牛乳を加えれば、カフェオレぜんざいとしても楽しめます。
- サクサクの揚げ大福
揚げることでまた違った味わいの大福を楽しむことができます。特に硬くなった大福はそのまま揚げることができますが、柔らかい場合は衣をつけて揚げると良いでしょう。揚げ物をする際に一緒に試してみるのがおすすめです。
まとめ
電子レンジを活用して、柔らかく美味しい大福を作る手順は、適切な加熱時間に注意を払うことが重要であります。形が崩れてしまったとしても、心配いりません。なぜなら、おしるこに変えるなどのリメイク方法が存在するからです。
また、焼いたり、揚げたり、さらにはコーヒーを加えるなど、固くなってしまった大福でも楽しむための素晴らしいアレンジ方法が意外と多いのです。新しい味わいの発見、未知の料理体験の機会として、ぜひ、これらのアレンジを試してみていただきたいと思います。