おにぎりをアルミホイルで包む際、くっついてしまうことがあります。通常はラップを使うことが多いですが、ラップが手元にない場合、アルミホイルを代用することもありますよね。しかし、アルミホイルを使うときには注意が必要です。
今回は、おにぎりがアルミホイルにくっつく理由と、それを避ける方法をご紹介します。
なぜおにぎりはアルミホイルにくっつくのか
アルミホイルは便利ですが、使い方によってはトラブルの原因となることも。間違った使い方をしないためにも、原因を知っておきましょう。
アルミホイルに直接おにぎりを握ること
アルミホイルに直接ご飯を置いておにぎりを握るやり方は避けましょう。この方法だと、うまく握れなかったり、アルミホイルが破れてしまうことがあります。おにぎりを作る際は、直接手で握るか、ラップで包んでから握るのがおすすめです。
そうすることで、形がきれいに仕上がり、アルミホイルが破れるリスクも少なくなります。
温かいままでのアルミホイル包み
また、温かい状態のおにぎりをアルミホイルで包むのも問題点の一つです。温かいおにぎりからは湯気が出ており、その状態でアルミホイルを使うと、水蒸気が閉じ込められて水分が残りやすくなります。
その結果、おにぎりが粘り気を帯びてアルミホイルにくっついてしまうことがあります。忙しいときや急いでいるときには、特にこの点に注意が必要です。温かいおにぎりをアルミホイルで包むと、美味しさが損なわれてしまう可能性があるので、気を付けましょう。
おにぎりがアルミホイルにくっつかない包み方のコツ
おにぎりがアルミホイルにくっつかないよう包むには、適度な力加減とホイルの表裏の使い分けが重要です。包み方のコツを紹介します。
おにぎりを冷めた状態でアルミホイルで包む
おにぎりがアルミホイルにくっつかないようにするための一つの方法は、おにぎりを冷ましてからアルミホイルで包むことです。ただし、時間に余裕がない時や忙しい時には、すぐに冷ますのが難しいこともあります。
そんな時には、アルミホイルにちょっとした工夫を加えることで、温かいおにぎりもくっつかずに包むことができます。以下でその方法を3つ紹介します。
- 1.アルミホイルをしわしわにして使う
- まず、アルミホイルをくしゃくしゃにしてから平らに戻す方法です。これにより、おにぎりの米粒とアルミホイルの接触面積が減り、米がくっつきにくくなります。ただし、アルミホイルが破れやすくなるため、細かな破片が混入しないように気をつけてください。
くしゃくしゃにすると元のサイズより小さくなるので、最初は少し大きめに切っておくとよいでしょう。少々手間はかかりますが、後での食べやすさを考慮すると、この方法は有効です。
- 2.油を軽く塗ってから包む
- 次の方法は、お米やアルミホイルに軽く油を塗ることです。適している油は、ごま油、サラダ油、オリーブオイルなどです。お米に直接塗るか、アルミホイルに塗るかはお好みで選んでください。アルミホイルに塗る場合は、指先で油を少量取り、均一に広げていきます。
この方法だと、お米とアルミホイルが直接触れ合うことが減り、おにぎりがくっつくのを防げます。ごま油を使用すると、その香りが食欲をそそりますが、香りが苦手な方はサラダ油を使うと良いでしょう。
- 3.くっつかない特別なアルミホイルを選ぶ
- 最後に、くっつかない特別なアルミホイルの使用をおすすめします。この種類のアルミホイルは、吸湿性がある紙を使用しており、おにぎりが湿気てくっつくのを防ぐ工夫がされています。
この吸湿性によって、海苔がしっとりしすぎるのも防げます。このような特殊なアルミホイルはおにぎりを包む際に非常に便利です。
おにぎりをアルミホイルで包む際の便利なコツ
おにぎりをアルミホイルで包む際は、光沢のある面を内側にして、しっかりと密封することが重要です。それ以外の注意点についても解説します。
お米に油を加えて握る方法
アルミホイルにしわをつけるのが面倒な方や、アルミホイルに油を塗る作業が苦手な方には、この方法がおすすめです。おにぎりを作る際、具や別の容器で形を整えることが一般的ですが、その時にお米に直接油を混ぜ込むと、お米が油でコーティングされ、くっつきにくくなります。
適量はご飯一合に対して大さじ1の油です。握る工程で混ぜ込むので、余計な手間はかかりません。ぜひお試しを。
アルミホイルの表裏の使い分け
アルミホイルには光沢面と非光沢面がありますが、どちらを使ってもくっつきにくさに違いはありません。表裏の差は製造過程でのローラー接触の違いに過ぎず、使用上の機能に差はないのです。ですので、どちらの面を使っても問題ありませんが、包む前にしわをつけると良いでしょう。
おにぎりをアルミホイルで包む最適なタイミング
おにぎりをアルミホイルで包む最適なタイミングは、ご飯が適度に冷めてからで、形が崩れず持ち運びやすくなります。
冷めた状態で包む利点
結論から言えば、おにぎりは冷めた状態でアルミホイルに包むのが最良です。温かい状態で包むと湯気が発生し、それがくっつく原因になります。冷めていれば乾燥しやすく、保存にも適していて、アルミホイルにおにぎりがくっつくことはありません。
温かい状態で包む時の欠点
温かいままのおにぎりをアルミホイルで包む最大の欠点は、おにぎりがアルミホイルに付着しやすくなることです。この状態で包むと、湯気がおにぎりを湿らせてアルミホイルにくっつきやすくなります。食事時にアルミホイルからおにぎりを取り出すのが面倒になるため、可能な限り冷ましてから包むのがお勧めです。
冷めたおにぎりでは湯気が少ないため、アルミホイルにくっつきにくく、より快適におにぎりを楽しむことができます。
アルミホイルでおにぎりを包むメリット
これまでアルミホイルを使用したおにぎりの包み方についてご説明しましたが、なぜ普通のラップではなくアルミホイルを選ぶのか、疑問に思う方も多いでしょう。そこで、アルミホイルを使用することのメリットについていくつか紹介します。
保存性の向上
アルミホイルの最大のメリットは、その保存性の高さです。運動会やピクニックなど、長時間保管する際にもおにぎりの美味しさが維持されます。アルミホイルは通気性が良いため、時間が経過してもおにぎりが湿気ることが少なく、乾燥による菌の繁殖を抑制します。
海苔のサクサク感を保つ
海苔を巻いたおにぎりにアルミホイルは特に効果的です。湿気を防ぐことで、海苔がサクサクした食感を長時間保つことができ、おにぎりがより美味しくなります。
密封性での乾燥防止
ラップでおにぎりを包む主な目的は、食材を密封して空気との接触を防ぐことにあります。これによって、ご飯の乾燥を防ぎ、時間が経っても適切な水分量を保つことができます。
どんな時にラップを使うべきか
アルミホイルが常に最適というわけではありません。状況に応じて、ラップを使うことも重要です。使い分けることで、より効果的に食材を保護することができます。
電子レンジで温めたい場合はラップをかける
アルミホイルは電子レンジに適していないため、おにぎりを温めたいときはラップが適しています。職場の休憩室などで温める際には、ラップの方が便利で安全です。
アルミホイルでおにぎりがくっつかないコツ
アルミホイルでおにぎりを包む際におにぎりがくっつかないようにするためのコツも紹介しましょう。アルミホイルで直接おにぎりを握るのは避けて、冷めた状態で包む、またはお米に油を加えてコーティングする方法があります。
さらに、アルミホイルをくしゃくしゃにして使用することで、くっつきにくくなります。実際に試した方法として、ごま油を少量混ぜ込むだけでお米がくっつかなくなることもあります。アルミホイルを使う際のこれらの簡単なコツを実践すれば、おにぎりを品質良く、便利に持ち運ぶことができます。
特に、長時間の保存が必要なお弁当やおにぎりには最適です。お子さんがいる家庭などでは、これらのコツを活用してみると良いでしょう。
また、最も簡単な方法としては、専用のおにぎり用アルミホイルの利用が挙げられます。これらは手頃な価格で入手可能なので、試してみる価値は十分にあります。